皆さんは、JR山手線で一番無名な駅という悲しい異名を持つ「田端駅」をご存知ですか?
乗降客数は鶯谷、目白に続く3番目とやはり地味。
南口は山手線とは思えないほど素朴な出口が存在し、SNSで話題になったほど。
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しかしその素朴さゆえ(?)新海誠監督の最新作「天気の子」の舞台の一つに選ばれたとの情報をキャッチ!
ということで今回は
- 田端駅の周辺レポート
- 天気の子のロケ地
の二本立てでお送りします!
公開後に、映画のシーンと実際の現場を写真で比較しました。
ぜひ最後までご覧ください!
【この記事の内容一覧】
田端ってどこにあるの?
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JR山手線の北側、北区に位置する「田端駅」
北区最南端の駅及び最東端の駅で、京浜東北線もとの乗換駅でもあります。
1896年(明治29年):日本鉄道の駅として開業
2008年3月23日:新北口改札開業
(アトレヴィは7月30日開業)
1日平均乗車人員:47034人(2017年度)
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この辺り(巣鴨〜鶯谷間)は用事がない限り来ることはないので、山手線で一番無名と言われるのも頷きます…
北口周辺の様子
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まず北口駅周辺の様子から。
写真はホームから北口を見上げた様子。
2008年に完成した新駅舎は近代的で開放感がすごい。
駅ビル(アトレヴィ)も入っており、山手線の名に恥じません。
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駅中にはミックスジュース屋さんと、キオスクも。
確かに山手線内にしては構内が小さく感じます。
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北口改札外にはコンビニの「New Days」が。
アトレヴィ内には成城石井もあり、買い物には困りません。
アトレヴィ内のスタバは鉄オタの聖地!
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アトレヴィ2階にあるTUTAYA内はガラス張りとなっており、スターバックスのコーヒーも持ち込み可能な喫茶&読書スペースがあります。
ここからは行き交う電車を眺めることができ、電車好きな人にはたまりません。
しかも購入前の本も読むことが可能!
この景色を眺めながら、本&コーヒーは最高すぎます。
北改札駅周辺の様子
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改札を出ると駅前ロータローが。
大都会東京、山手線の駅前とは思えないのどかな雰囲気です。
渋谷も原宿も、元々はこんな感じだったのでしょう。
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右手を見るとJR東日本の東京支社ビル。
とても立派な出で立ちで、駅前に大きな建物がないのでとても目立ちます。
鉄道モニュメントがたくさん
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改札を出て右に行くと「田端ふれあい橋」という歩行者専用橋がちょうどJRの線路を潜るように存在しています。
この橋がには現代アート風に見せかけた「鉄道オタが興奮するオブジェ」がたくさん展示されています。
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まずはこちら。東北新幹線200系で使用されていた連結器カバー。
説明文読まなかったら、ポップアート作品のよう。
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お次が東北新幹線で使用されていた「車輪」
これは見てすぐわかりやすい。
こんな感じで、電車関連の部品やレールがオブジェ的に展示されており、鉄オタを完全にロックオン。
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金ピカの「華」と名ずけられた銅像。
これも、何か電車に関係があるのかも…(ない)
エクスプレスショップはやて
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北口改札を出て、南側に徒歩2分ほどの所には趣味の鉄道専門店「エクスプレスショップはやて」があります。
ショーウインドウには興味深いのがたくさん陳列。
ただ雑な置き方なのが気になります。
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どうやらこちらは倉庫のようで、実店舗は150メートル先だそう。
だから置き方が雑なのかと納得しかけたけど、それにしても雑ですね(笑)
再び、駅構内へ
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再び、改札の中に戻ります。
北側には貨物線も通っているので、線路がたくさんあってワクワク。
そして、テンション上がるもの発見。
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JRと地下鉄の連絡路線図!
この古いフォントがたまらない!
よーくみると副都心線が後付けされています。
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副都心線の開業は2008年なので、この地図はそれ以前のものなのでしょう。
フォントの昭和感にワクワクします。
本当に山手線!?素朴すぎる南口
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田端駅の南口にやってきました。
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そう、この改札が「山手線にある改札とは思えない」とSNSでバズった南口。
まるで田舎の単線の駅かのような出で立ちです。
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ちなみに改札はなんと無人改札。
ここは東京都。しかも天下の山手線。
驚きを隠せません…
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改札内から外を撮影した様子。
大きく「ありがとうございました」の文字が。
駅員さんが不在なため挨拶しているのでしょう。なかなかシュール。
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改札外の景色がこちら。
どどんと建っている立派なヨーロッパ風の建物以外に周りは何もありません。
ちなみにこの建物、お葬式などが行われる斎場。
街灯も少ないため、夜は流石にちょっと怖い…
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周辺には「斎場反対」の看板が掲げられており、なんだか闇を感じます。
やはり田端駅は素朴だった
山手線内とは思えない素朴な雰囲気が漂う田端。
この場所が「天気の子」のロケ地として使用されたのも、この「驚き」があったのかもしれませんね。
というわけで映画が公開されたら、どの場所が使用されたのかまた追記でレポートします。
追記:「天気の子」のロケ地!比較写真
お待たせしました!
映画「天気の子」が公開されたので、ロケ地として使用された場所を実際の写真とともに比較紹介していきます。
まず最初にJR田端駅南口。
主人公「ひな」さんの住むアパートの最寄駅として劇中に登場します。
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予告編で流れたこの場所は田端駅南口。
このシーンに寄せた写真を撮ってみました。
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「あみ印」の看板が完全に一致しています。
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拡大するとはっきり「あみ印」が読み取れます。
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南口を全景で見るとこんな感じ。
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左に見えるのがJR田端駅の南口。
改札を出て5秒の距離感です。
聖地巡礼するにもアクセスが良いですね!
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このシーンも南口。
先ほど紹介した駅改札を背にした斎場の前です。
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街灯の位置が、映画だと反対になっています。
しっかり電線も追加されているのが面白い。
最後に|合わせて読みたい
というわけでJR田端駅のレポートと映画「天気の子」との比較写真でしたがいかがでしたでしょうか。
アクセスも良く人通りが多くないので聖地巡礼しやすい場所。
ぜひご自身で訪れてみてくださいね!
映画「天気の子」はU-NEXTで見ることができます。
▶︎U-NEXT公式
かくなる私も長年東京に住んでおきながら「田端ってどこ?」の内の一人でした。