今回は日本と欧米のイケメンに対する基準の違いについて、スコットランドで見かけた「イケメン・スコティッシュ・カレンダー」を元に考察したいと思います。
- 欧米の「イケメン」の定義が知りたい
- 海外でモテたい日本人男子
- 自分の外国人彼氏が自国ではイケメンなのか知りたい
そんな方は、最後までお読みいただければ、ヒントが得られるかもしれません。
【この記事の内容一覧】
スコットランドで見かけた「マッチョカレンダー」
エジンバラのお土産やさんで見つけた、タータンチェックのキルトを履いたイケメンスコティッシュが、スコットランドの雄大な自然をバックに毎月登場するカレンダー。
上半身は裸がデフォルトで、マッチョさん達が前面に押し出された、いわゆるグラビアカレンダーです。
実はこのイケメンカレンダー、スコットランドだけでなく、欧米のお土産屋さんではよく見かける定番土産で、それぞれの民族衣装を身につけたイケメンマッチョが拝めます。
値段は5ポンド(約680円)と意外と安い。
ちなみに欧米圏でのグラビアカレンダーで有名なのが「消防士(ファイヤーファイター)カレンダー」
見事に全ページ半裸です(笑)
消防士といえば海外の子供達の憧れの職業ではありますが、可愛い動物とコラボしたり、自然と戯れたりと、明らかに女性を意識して作られたもの。
世界各国工夫を凝らして作られており、特にオーストラリアが人気なんだとか。
ちなみに、お店に置いてあったのは男性グラビアのみで、女性バージョンは一切無し。
スコティッシュガールのタータン水着カレンダーなんてのもあってもいいのにと思うのですが、男性グラビアだとギャグになるけど、女性だと性的な意味合いが強すぎるからかなと個人的には解釈。
さすが女性がお強い欧米文化ですが、逆にそこは平等じゃないの?とも思いますが…
と言うわけで、イケメンスコティッシュカレンダーを通して、日本と欧米の「イケメンの定義」を比較してみました。
とにかくマッチョ
カレンダーに登場するメンズ達は、例外なくムキムキマッチョ。
写真のお兄さんはお顔が小さいので細身に見えますが、よく見ると腕周りがとっても太い、いわゆる細マッチョ。
そう、欧米圏では「マッチョ」なことが何よりも大切なモテの要素。
では、日本で人気のガリガリのスキニー男子はどうなのでしょう。
御察しの通り、欧米圏だとナヨっとした印象を持たれるため、どれだけ顔がイケメンでも見向きされないという、不思議な現象が起きるわけです。
ちなみにゲイの方々は細身のファッションを好む傾向もあり、ムキっとした筋肉をつけず、モデルのようなしなやかなスタイルを維持している人が多く、いわゆる日本でモテるスタイルに近いのかもしれません。
そのため「あの人かっこいい!」と指差す人は、だいたいがゲイの方々いうのも海外あるある。
日本人が留学やワーホリに行くと、あまりに周りからゲイと勘違いされるため、筋トレを始めるなんてのもよく聞きます。
童顔はNG!大人な顔立ち
ジャニーズタレントのような可愛らしく、実年齢より若く見える童顔は日本のモテ要素の一つです。
しかし、実は欧米では、この「童顔」が大きなマイナスポイントになるんです。
例えば、日本でも大人気だったジャスティン・ビーバー。
キュートなルックスで実年齢よりも若く見える、いわゆる「童顔」ですが、海外ではアンチが爆発的に多く、アメリカで過去一番殺害予告があった歌手としても有名です。
さらに、自身のミュージックビデオ「Baby」は、YouTubeのこれまでアップロードされた全ての中で、低評価を一番集めた動画という嬉しくない記録の保持者でもあります。
その要因の一つが、スキニー&童顔。
そのため、当時の欧米では、ジャスティンのファン=ダサいという構図がありました。
彼を支持する層は、彼よりも若いティーンエージャー達。
ファン層にとっては年上のお兄ちゃんですが、その他の層からはバカにされ、袋叩きにあったというわけです。
日本のロリコンは異常に映る
若さに対し嫌悪感を抱く理由の一つに、小児童愛者(paedophile)が社会問題化しているのもあります。
この小児童愛者は、日本の「ロリコン」よりもずっと重い意味で、異常者という認識。
例えば日本だと、アニメ、漫画などでの「妹キャラ」や、少年好きな「ショタコン」など、カジュアルに言葉を使用しますが、欧米で「ロリコン」を指す言葉は小児童愛者(paedophile)しかありません。
ディズニーチャンネル出身の童顔イケメン達(ハイスクールミュージカルのザック・エフロンなど)は、二十歳を超えたあたりから、無精髭を生やしたり、筋トレして体を大きくしたり、とにかく「童顔」キャラを卒業しようと必死です。
結果的にジャスティンも、ムキムキ&全身タトゥーだらけになりました。
ムキムキになったジャスティン
ヒゲも人気
日本のビジネスシーンではヒゲはNGとされているのこともあり、ヒゲを剃る人が多いですが、欧米圏ではビジネスシーンでも髭を生やしている人が多いですよね?
これもヒゲがない=若く見えるということが理由の一つ。
そのため、欧米ではヒゲもモテ要素の一つとして、全ては剃らずに一部を残す人が多いです。
海外で考えられない日本文化の一つが、男性のヒゲの永久脱毛。
これも、日本ならではの文化ですね。
歯並びはとても重要
そして日本と大きく感覚の違うことの一つが、歯並び。
デンタルケアの感覚が日本と全く異なり、男女問わずデンタルケアを行います。
薬局にはホワイトニングだけで一つのコーナーがあるほどです。
イギリスのドラックストアでは、セルフホワイトニング用品が購入できますこれ実は、日本の薬事法では薬局で購入できないので、とてもオススメ!!しかも安い
メジャーなのは歯にシートを貼り付けて30分置いて流すというもの⏳
1回でも白さを実感でき、続けるとかなり白くなるのでオススメです pic.twitter.com/nZUDllprNj
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— あっこぷ|akkop.net (@kusano_akiko) December 27, 2019
この「歯並びが良い=イケメン」の感覚は、海外に行くとすごく実感します。
例えば、ディズニーキャラクターの王子様が歯を「ニカーッ!(キラーン!)」としているシーンがありますが、これぞまさに良い歯並び=イケメンという文化から。
笑顔ではなく歯並び見せてるといっても、過言ではありません。
実際に、歯並びが悪いと出世できないとも言われており、日本だと歯科矯正するのは女性のイメージが強いですが、欧米圏は男女ともに幼少期の頃に矯正するのが当たり前です。
ちなみに日本では可愛いとされている八重歯も、欧米では吸血鬼を連想させるため好まれていません。
ピチピチTシャツ
街で外国人を見かけた時に、日本在住か、観光客なのかは、着てる服で一発でわかりますよね。
観光客はピチピチのTシャツ&脇の部分が大きく空いてるタンクトップの着用率が以上に多いと感じませんか?
これも、マッチョから派生する文化で、筋肉を見せたいという思いから。
日本でよく見る萌え袖は、欧米圏では見かけたことがありません。
タンクトップなんか脇が空きすぎて、たまに乳首見えちゃってますよね(笑)
結果、マッチョがモテる
火事+子犬+半裸ってもうギャグですね(笑)
結果、まとめると
日本 | 童顔で細くて可愛いがウケる |
欧米 | マッチョで大人っぽいがウケる |
なぜこんなにマッチョがモテるのかはわかりませんが、とにかくマッチョはモテます。
というわけで、欧米での「モテ要素」をわかりやすく具体化したのがこのカレンダーというわけ。
フラッと立ち寄ったお土産やさんで、そんなことを深々と考えていた私でした。
ちなみに私はカレンダーは買ってません。一応の報告です(笑)
結論から言うと、筋肉は必須です。