本日、ロンドンの大英博物館周辺にて、生まれて初めてスリにあいました。
結局は未遂で済んだのですが、なんとも後味の悪い思い出です。
予備知識があると、実際起きた時に対応が変わるのでスリ対策&抑止の為に、私の体験をシェアします。

ロンドンにプチ移住中のあっこぷです。
実はロンドンはとってもスリが多く、私の友人も多数被害に遭っています。
私のパターンはベタな手法!最後まで読んで、ぜひ防犯にお役立てください!
【この記事の内容一覧】
人生初のスリ体験、一部始終
ブログ更新しましたhttps://t.co/iDaSecEdan
【イギリスの治安】ロンドンで生まれて初めてスリ被害にあった私の一部始終
本日16時頃、ロンドンの大英博物館周辺でスリ被害にあいました幸い未遂で終わったのですが、ブログに発生場所や詳細を詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてみて下さい pic.twitter.com/OGxijfwM8D
— あっこぷ|akkop.net (@kusano_akiko) September 27, 2019
白昼堂々の出来事でした。
今日は、iPhoneのデータがなくなったので、ラッセルスクエアにある”Three(携帯会社)”に行きました。
Top up(チャージ)を済ませた後は、そこからニールズヤード(化粧品店)に行こうと思い、歩いて向かうことに。
時間は16時くらいです。
その道中、どうしてもタピオカミルクティーを飲みたくなった私。
日本ではタピオカミルクティーなんて、ほとんど飲む事はなかったのに、何故かここロンドンで、今日に限ってスーパー突発的に飲みたくなってしまい(本当に謎)
道中にある、大英博物館近くのタピオカ屋さんでテイクアウト。
飲みながらテクテク歩いてると、雨がポツポツ。
けどロンドンではよくある事だしと、気にせず歩いていたら、急にゲリラ豪雨のような大粒の雨に!
ロンドンの雨は、長く振り続けることは稀なので、ちょうどこのポイントで雨宿りすることに。
この「The Old Crown Public House」の軒下にお邪魔。
私の他にも2人?くらい雨宿りをしていました。
その雨宿りの最中、あれ?ニールズヤードの場所どこだったっけな〜?とiPhoneを出して検索。
▼私が向かった場所はここ
Top upした直後だから(?)か、なんだか携帯がのろくて、しばしばマップを見続けていました。
雨は止む様子はなかったけど、数分後に少し弱くなったので、持っていた折りたたみをリュックから出し、傘をさして向かうことにしました。
なので、左手に折り畳み傘、右手にタピオカそして右ポケットにiPhoneといった状態です。
そしてこのミュージアムストリートを南方面に歩き始めたすぐのところで被害にあいました。
ストリートビュー&グーグルマップで解説
ストリートビューを確認してもらうと解りやすいのですが、その「ミュージアムストリート」は歩道が少し狭くなっていて、人がギリギリすれ違えるくらいの距離感でした。

けど、この道は何度も歩いたことがある慣れた道。
左のビルの入り口では10人くらい雨宿りしているし、何より大英博物館〜ロンドンの中心地へ向かう道のりなので、人通りも多いため、特に警戒することなく歩いていました。
ただ、この「人通りの多さ」が仇となります…

先ほどより10秒ほど先に進んだ画像です。
1つ目の曲がり角まで到達しない、まさにこのポイントでスリに合いました!
スリにあった状況
見ての通り、この道の歩道は狭いです。
そんな時に、後ろから2人?くらいの人が来ていて(と、思う)一人が私を追い抜きました。
けど、追い抜くという事は、人一人しか歩けないこの道の場合、車道に出ないと追い越せない。
なので、追い越した後は、その後私の前に来る(戻る)わけです。
行動自体は違和感なく、普通な出来事です。
けど、そこで超違和感なことが起きました!
お尻を触られる(痴漢?)
その人が私を追い抜くかな?くらいの時に、私の後ろにいた男性が私に触れている?
感覚的にはお尻を触られたorパーカーの下の部分をめくられた(いわゆるスカートめくりされた感覚)ような違和感を感じました。
ちなみに本日私が着ていた服装はこれ

このユニクロのパーカーワンピース。
この写真ではコットンバッグですが、今日はリュックサックを背負っていました。
なので、とっさに「痴漢だ!」と思った私。
スカート(?)がめくられたと思ったので、右手(タピオカ持ってるけど)でスカートを押さえなおして、結構でかい声で「WHAT!?」と言いました。
お尻ではなくポケットを触ってた
すると、一瞬の出来事だったのですが、ささっと私のポケットから手が抜かれたのが見えたんです。
そう、男の人は私のスカートをめくっていたのではなく、私のポケットの中のiPhoneを抜こうとしていたんです!
まずこの服、ポケットがあるかどうかもよく解りません。
ましてや、ポケットはがっつり腰の位置にあるし、パーカーにしては薄手なので、感覚が伝わりやすい素材です(ダウンコートならまだわかる!)
なのに、狙われました…
ただ、不幸中の幸で、私の反射神経が良かったこともあり、相手が抜き取る前に気がついたので、スリは未遂に終わりました。
アカデミー賞並みの演技力
そしてびっくりなのが、スリをした男性。
明らかに抜き取ろうとしていたにも関わらず、私が「何!?」と叫んでいるのに「え?なに?どした?」みたいな、純粋無垢な目でこっちを見つめてくる!(うそやん)
なので、はたから見ると、男の人何もしてなくて、私が一方的に怒ってるみたいな雰囲気になってる。(まじかいな)
この人、役者だったら、マジでアカデミー賞取れるんじゃないかな…
なので、私も一瞬「え?私なんか間違えたかな?」と頭によぎるほど。
と思ったのもつかの間、いやいやいや、絶対抜こうとしてた!!!
ということで、私も負けじと「ちょっと!今抜こうとしたでしょ!」と英語で叫ぶ。
スリ男のその後の行動

するとそのスリ男。
この一つ目の角(ウエスト・セントラル・ストリート)をそそくさと右側に曲がって行ってしまい

この路地に入っていってしまった。
奥は右にカーブ?していて先が見えない。
ぶっちゃけ、この道を追いかけるのは女性一人では危険すぎる…
ということで、いばらく仁王立ちして、男が道路を曲がるまで睨みつけてみる(せめてもの抵抗)
先ほどの地図と、ほぼ位置関係は変わりませんが、北側の「NCP Car Park London(Google mapにピンをさしている場所)」側から、北側に向いたストリートビューの写真がこちらなのですが
ちょうど、写真のこの辺りで、女性が後ろから走って来てくれて
「ねぇ!あの男、あなたのポケットから何か取ろうとしていたわよ!」
と声をかけてくれました。
どうやら、彼女は私たちの後ろにいて、犯行の一部始終を見ていたらしい。
「そうなんですよ!」と答え、けどiPhoneは無事だったということを伝え、マジでやばいね、とか、こんな経験初めてですよ!なんて話してたら…
なんとその男がまた戻ってきた!!
うわ!戻ってきた!と思ってその女性と一緒に見ていたら、向こうもどうやらこっちに気がついた様子。
そそくさと元来た道を私を追い抜こうとしていた男性(どこに行ってたんだろう!)と共に戻って行きました…
そう、これで、確信。
やっぱりあいつらはグルで、私はガチのスリ被害にあったんだ!
私の場合は、本当に良い方でしたが、声をかける女性がグルというパターンもあるそうです!
私が狙われた理由
理由はいくつもあると思います。
道路の条件が良かった
地図を見てもらえばわかりやすいのですが、この辺りの道は
- 道幅が狭く、接近しても怪しまれにくい
- 細かな小道が多く、土地勘が無いと迷いやすい
- 人通りが多く、大通りに面していてまぎれやすい
という、スリにとって絶好の仕事がしやすい条件が揃っていたこと。
両手がふさがっていた
そして次に、直前にiPhoneを触っており、ポケットに入れた後は両手が塞がっていたこと。
(それを全部見られていたのも、超気持ち悪い)
観光客感が出ていた
そして、観光地ど真ん中で、タピオカという観光客バリバリ(しかもアジア人観光客が好んで飲むもの)を飲んで歩いていたこと。
実はこれが一番でかい。
ローカルでも狙われますが、観光客だと狙われる確率がぐんと上がります。
アジア人女性は狙われる(男性も)
実は、悲しいかな、アジア人女性の観光客が一番スリに狙われます。
【小柄で小さい】
もし犯行がバレた場合も抵抗しなさそう、または力で封じ込めやすいと思われている。
【英語が不自由】
英語が喋れないから周りの人にとっさに助けを求められなさそう
(彼らは現行犯でないと、逮捕は難しい)
【警察に足がつかない】
英語が不自由ゆえ、警察に行っても詳しく説明できないから足がつかない。
などが理由。
確かになぁ…と納得してしまうことばかり。
ちなみに、アジア人男性も弱くみられがちなので、狙われる確率は上がります。
【関連記事】【日本人男性はモテない!?】日本と欧米のイケメンに対する基準の違い
犯罪者だって、なるべくリスクは犯したくないので、抵抗されにくい人を狙うのはもちろんのこと。
抵抗は避けたほうが無難
ちなみに今回私は、白昼堂々、しかも周りに沢山の人がいる中で起きた事件だったので、大きな声を出したり、待ってみたりしましたが、これが暗くて、人がいないような場所だった場合は絶対にNG。
仕返しされたり、逆恨みされたりしてiPhoneだけで済まなくなる場合も。
財布よりもiPhoneが狙われる
実は、今一番狙われるのは、財布よりもiPhone
というのも、ロンドンではキャッシュレス化がとても進んでおり、財布に現金を沢山入れていても少ない金額なのがほとんど。
なので今、スリに一番狙われるのは、財布よりもiPhone。
iPhoneはバッグの中よりも、ポケットやスボンなど、抜きやすい場所に入っているとこが多い(スリやすい)ことや、換金する事で、財布を盗むよりも現金を多く手に入れることができるということで、とにかく狙われます。
歩きスマホは絶対NG
ちなみに、歩きスマホはもちろん、スマホを手に持って歩くのも危険。
最近、若い少年達が自転車やバイクでひったくる事件が頻繁に発生。
これは観光地だけでなく、至る所で行われておりイギリスで社会問題となっています。
私は、iPhone持ち歩く際、ジャンパーやシャツの中に通して見えないようにした斜め掛けのバッグの中か、長袖の場合は袖の中に入れて隠しながら持っています。
カバンの中も要注意
ちなみにリュックサックや、メッセンジャーバッグも中も注意が必要。
友人は、買い物の最中にいつの間にかリュックを空けられて、中の財布を取られましたが、周りの人に「チャック開いてるよ」と言われるまで全く気がつかなかったとのこと。
貴重品(パスポートやiPhone)に関しては、セキュリティーポーチに入れて、服の下に斜め掛けするのをオススメします。
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ちょっとダサいけど、仕方ない。
現地の友人たちも、みんな同じようにしていました。
観光客が財布を狙われるのは、現金を沢山持っていることが多いため。
スリは平和ボケしてる人だけに起こると思っていた
今回、私がスリ被害(未遂に終わりましたが)にあって、最初に思ったのは「スリ被害は平和ボケしてる人だけに起きることではないんだ」ということです。
私は海外に住んでいた経験も豊富だし、ロンドンより治安の悪い場所にも今まで沢山行ったし。
南米にいた時も、そんな被害あったことない!
▼NYで一番治安の悪い場所に行ったり
▼バルセロナで一番治安の悪い場所に行ったり…
▼実際に住んでみたり…
と、正直スリにあうはずなんて絶対ない!と、とても自信がありました。
人一倍警戒している!と自負していたのにも関わらず、スリにあってしまい、怖いとか、悲しいという感情より、スキを見せてしまった自分に対し、とても悔しくなりました(泣)
一生に一度、あるかないかの経験
スリなんて、ライフイベントの中で、頻繁に起こる出来事ではありません。
今回、体験して思ったこと。
そうなんです、大半の人は、人生の中でスリなんて経験することはありません。
けど経験するかもしれない可能性は常に頭の片隅に置いておかないといけないということ。
「私は注意深いから絶対に起きない」と思っていても、注意深くても深くなくても、起きるときは、起きます(笑)
狙われてしまったら、防ぎようはない。
しかし「狙われる確率を下げること」は可能!
知識があるだけで、対応が変わる!
今まさに私の記事を読んで下さっている訳ですが、これはとても大事なことだと思います。
というのも、知識があると、予防することが出来るからです。
私も今まで、いろんな詐欺被害の記事を読んだり、話を聞いたりしていていました。
今回私があったスリ被害は、いわゆる一番典型的(古典的)なやり方。
事が起きた時に、「あ!これ、話に聞いたやつかもしてない!」と、とっさに思い出し、すぐにスリだと判別することができました。
ぜひ、この私の体験も今後の防犯対策の参考にしてもらえればと思います。
そして素晴らしいロンドンライフをお過ごしください!
長文を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
と締めたいところでしたが、この話には続きがあります…
数日後、パソコンと時計を盗まれる…
ちなみに、このスリ未遂の数日後には、ガチでパソコン(MacBook Air)と時計を盗まれました(泣)
▼その時に話がこちら…
スリ未遂事件の直後ということもあり、警戒してた矢先の出来事!
もう、ただただショックで、マジ泣きしました…
そして例のごとく「私がスリや盗難にあうはずがない!」と海外旅行保険に入らず渡航していたため、一瞬真っ青に。。
しかし!私のクレジットカードが(エポスカード)が海外旅行保険が無料付帯だったことに気がつき、保険金申請して新しいPCを購入し、こうやって今記事の更新ができています!(泣)

しかも同じ値段でMacBook Pro買えたよぉぉぉ
【関連記事】【比較】MacBook Air 2018ユーザーがMacBook Pro 2019に買い替えた使用感レビュー
本当に持ってて良かったと心底思ったので、海外旅行傷害保険付帯なのに年会費永久無料と作っておいて損はない。
海外渡航の際は、お守りがてらにエポスカードを持っていくことを心からオススメします…
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ただし、クレジットカード付帯の海外旅行保険は90日間しかついていないので、長期滞在の場合は保険会社の保険に加入をオススメします。
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ちなみに、歯科診療は保険料が追加で必要な場合が多いですが、イギリスで虫歯になり大変な思いをした身としては、加入しておくことをオススメします…

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このブログでは1年の半分を海外で暮らす私が「海外生活×乗り物×コスメ」をテーマに更新しています。
この記事が、誰かのお役に立ったり、ワクワクした気持ちになったらとても嬉しいです!
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それではまた!