東京メトロ丸ノ内線の支線の始発・終点駅である方南町駅。
本線は6両編成での運行ですが、ホームの長さが足りないため隣駅の中野富士見町までしか乗り入れができず、方南町〜中野坂上間は3両編成でのピストン輸送を行なっていました。
しかしこの度、ホームの延長工事が晴れて終了し6両編成での直通運転が開始するとのこと。
ピカピカの方南町駅を見に行ってきたのでレポートします。
【この記事の内容一覧】
丸ノ内線 方南町駅
方南町駅は丸ノ内線の方南町支線の始発・終点駅
東京都中野区と杉並区の区界にあり、新宿まで4キロ圏内という距離の便利な駅です。
一日平均乗車人員(2017年度):37224人(東京メトロ130駅中101位)
1962年(昭和37年)3月23日 | 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の荻窪線支線の駅として開業。
(同時に終点が中野富士見町から方南町に延長) |
1972年(昭和47年)4月1日 | 荻窪線支線を丸ノ内線支線に名称変更 |
2004年(昭和16年)4月1日 | 営団地下鉄民営化→東京メトロへ継承 |
2017年(平成29年)12月9日 | 3a,3b出口、エレベーターの使用開始 |
ーー(引用)Wikipediaより
丸ノ内線の支線扱い
荻窪発線は丸ノ内線の本線扱いで、終点の池袋まで直通運転を行なっています。
反対に方南町〜中野坂上間は支線扱いとなっており、池袋までの直通運転を行なっていません。
方南町〜中野坂上駅間は3両編成の車両がシャトル運転を行なっており、中野坂上での乗り換えが必要。
本線車両は6両編成なのに、なぜ3両編成なのか
それには、理由がありました。
駅の長さが足りなかった
理由は方南町駅のホームの長さ。
わずか数メートル足りないため、6両編成が乗り入れできないのです。
手前駅の中野富士見町駅はホームの延長工事が終わっていて6両編成に対応済み。
池袋までの直通運転も行なっています。
そんな方南町駅もホームの延長工事が完了し、晴れて6両編成が乗り入れできるように。
この春からは支線から本線にも格上げされることとなりました。
というわけで、改装直後のピカピカの方南町駅を現地レポートしたいと思います。
改装後で真新しくなった駅構内
長らくノスタルジックな雰囲気だった駅ホーム。
お色直しが行われて明るい印象になりました。
工事はほぼ完成に近い状態でしたが、まだ少し残っているようです。
資材などもまだ置かれています。
延長した西側は、ほぼ完成に近い状態。
緑のフェンスが先に取り払われており、スッキリしています。
試運転などでのホームの見通し確認のために、先に撤去したのでしょうか。
天井はまだ板が貼られておらず、電球も入ってない状態です。
6両編成の乗り入れ開始後も3両編成でのピストン輸送は廃止されず引き続き行われます。
そのため、ホームの端には中程に移動するよう張り紙がされていました。
電光掲示板も新しい物に。
これが「池袋行き」になるのももうすぐ!
西改札と新設された3番出口の様子
西改札の内側から撮影した様子。
新しく出口が新設され、悲願のレスカレーター、エレベーターも設置されました。
改札外から改札内を撮影。
天井はまだ工事中ですね。
新たに新設された3a,3b出口へ向かってみます。
もともと狭い場所に作られているので、人が1人はすれ違えるほどです。
終点駅なので、電車到着のタイミングは相当混雑しそうです。
こちらを抜けると新設エスカレーターとエレベーターがあります。
吹き抜けの明るいエスカレーターは地上まで距離があるので踊り場で乗り換えるスタイル。
写真では見切れていますが左側にエレベーターも設置。
乗降者数が多いのにバリアフリー対策が長らく遅れていましたが、とても便利になりました。
東改札の様子
反対側の東口改札。
こちらはまだ工事が続いているよう。
工事は2019年春に終了予定だったのですが、よく見ると夏に貼り替えられています。
運転自体は始まりますが、駅構内の工事はゆっくり行なっているのでしょう。
工事期間いたる所で貼り替えられていました。
営団地下鉄時代のものを発見!
東口の地上に上がってみました。
駅前には、素朴で昔ながらの商店街が広がります。
すると、こんなものを発見。
営団地下鉄時代の駅入口サイン!
まだ取り外されずに、現役で看板として使われていました。
最後に|合わせて読みたい
というわけで新しくなった方南町駅の駅レポートでした。
直通運転により新宿や赤坂、銀座などへ座って通勤できるようになれば、今後さらに人気の街となるのは必須。
家賃もお手頃なので、家探しをしてる人は穴場かもしれませんね。