スーツケースの購入時、とっても悩みますよね。
普段使わないので、使い心地の想像がつかず、どれを選べば良いのやら…

値段もそこそこするし、サクッと買うのも難しい…
そんな方に、現在11個のスーツケース(キャリーケース)を保有している私が、飛行機に預けることを前提とした100リットルサイズ(Lサイズ)のスーツケースの選び方について4つのアドバイスを致します。
使い心地だけでなく、海外での防犯面にも考慮した選び方になっています。
【この記事の内容一覧】
本当に11個も持ってるの?
はい、本当です!(きっぱり)
実は私、数年間ほどスーツケース(キャリーケース)を普段使いしていた時期がありました。

カバンのような感じでした!
壊れたものも含めると、累計20個以上は所有したと思います…!
今保有している11個も、コロコロが1つなかったり、取っ手がダメになっていたりと、何かしら壊れているものが多く、使用できるのは8個。
残りは、インテリア(収納)として使っています。
その内の5個は実家に保管中。
\こちらが、実家のコレクション!/

最近は、実家⇄東京で、運搬用としての使用も。
小さなスーツケースで実家に行き、帰りは大きなスーツケースで帰る、などに使っています。
新しく買ったスーツケース

こんなに持っていながらも、先日新しいスーツケースを購入!
最後の最後まで色に悩みましたが、左にある黒を選びました。
これで合計11個というわけ!持ちすぎですね。

しばらく使って思うのが、このスーツケース、今までの中でパーフェクト!
また別の記事で紹介します。
というわけで前置きが長くなりましたが、そんなスーツケース持ちすぎ系女子(笑)の私から皆さんに、4つのアドバイスをしたいと思います。
スーツケースに関しては人より詳しい自負があるので、ぜひ参考にしてください!
今回は、長期での海外旅行や、留学・ワーホリなどに行く方向けの記事です。
航空会社に預け入れできる、20キロ〜32キロの荷物をギリギリまで入れることを前提としています。
スーツケースは消耗品

まず、声を大にして言いたいのは、スーツケースは消耗品ということ!
これは本当に、大きな声で言いたい。
個人的には、良いものを買う必要はなく、使い捨てるくらいの感覚で安いものを選ぶので充分。
海外の空港は扱いが雑

日本での国内旅行や、数年に1回の海外旅行であれば、あまり関係のない話かもしれません。
しかし、海外に長期で滞在し、何度も移動すること(海外周遊)を前提としての選ぶのであれば、消耗品と思うべきでしょう。
というのも、海外の空港はスーツケースの扱いがとにかく雑。
丁寧にそ〜っと置いてもらえる事は、ほぼありません。
バンバン投げられます。(本当です)
側面は傷で済みますが、問題なのがキャスター。
私のスーツケースで使えなくなったのも、キャスター部分がダメになったのがほとんど。
どれだけ良いスーツケースでも、キャスター部分1点に重い負荷をかけられてしまえば、簡単にヤられます。。
スーツケースの重さも注意

良いスーツケースは、本体自体が重いです。
100リットル前後のスーツケースだと、軽いものでも6キロ程度あり、仕様が良いものになればなるほど、重くなります。
飛行機で預け入れする場合は、荷物には重量制限があります。
だいたいの航空会社は23キロ〜32キロが基準。
23キロの重量制限で、スーツケースだけで6キロだと、残りは17キロしかありません!
これ考えず選ぶ人が意外と多いです!
国際線でも昔は40キロまでOKなんてところもありましたが、今ではほとんどが23キロ。
たまに32キロまでOKなところもありますが、最近では珍しい方です。
せっかく良いものを買ったのに、荷物が全然入れられない!なんてことにも。
その点、安いスーツケース=軽いので、オススメ。
スーツケースを選ぶ際は重さもチェック!
物をたくさん入れたいからと、大きいサイズを選んだのに、重量制限により実質は全然入らない事態に陥ることにも!
特に良いものを選ぶと重くなりがち。
10キロ以上は、選ばない方が無難。
アジア人はハードケースが好き

日本人にとって、スーツケースといえばハードケースというイメージですよね。
実際お店も、ハードケースばかり並んでます。
しかし欧米諸国は、布製のスーツケースが主流。
海外の空港(特にヨーロッパ)に到着すると、周りはみんな布製のスーツケースを引いていて、ハードケースを持っている自分が「あ〜、日本人だな〜」と感じることも(笑)
ちなみにハードケースが主流なのが、日本、中国、韓国などのアジア諸国。
アジア人観光客=ハードケースというイメージが定着しているため、犯罪に巻き込まれる確率も高くなる事実も…(理由は後ほど!)
布製の利点は軽いこと!
ハードケースの方が丈夫ですが、防犯にも役立つので、先入観を捨ててみては。
どのくらいの価格帯がオススメ?

100リットル前後(一番大きいサイズ)のスーツケースを量販店やネットで購入するなら、10万円以上の高級品を除くと、6000円くらいから〜高くても3万円くらいが主流。
私の経験上、1万円〜1万5000円程度のものだと間違いないでしょう。
というのも、上記の範囲内のものは、正直どれも変わりません。
20個以上使用した経験上、数千円の違いで性能が格段に変わるものはないので、自分の気に入ったデザインを選ぶことをオススメします。
高級品以外のスーツケースは、正直あまり差はありません。
数千円の差で良いものを!と悩んでいるなら、安い方でも充分です。
キャスターとても大切!

「スーツケースは消耗品」と言いましたが、一つだけ重要なポイントがあります。
それは、キャスター!
移動を支える、ローラー部分のことです。
スーツケースを選ぶ上で、一番重要と言っても過言ではありません。
このキャスターの滑りの良さで、移動時のストレスが格段にグッと変わります。
とても大事なので、ここだけはしっかり押さえておきましょう!
値段をかけるならキャスター!

とにかくキャスターは 多ければ多いほど良し。
移動時に滑りが悪いと、とにかくストレスに。
安いものだと、2つしか付いてないものもあるので、これは避けましょう。
一番のオススメはダブルキャスターと言って、1個のキャスターに2個のタイヤが付いているもの!
これだと、1つのスーツケースに8輪のタイヤがつくことになり、滑り心地が格段に上がります!
ちなみに、今回私が購入したスーツケースも、キャスターが5個付いており、そのうち4個がダブルキャスター。
初めてのダブルキャスターでしたが、こんなにも滑らかに滑るのかと感動しています。
お金をかけるならキャスター部分!
キャスター数は多ければ多いほど良し。
ダブルキャスターだと、なお良しです。
壊れるのもキャスター部分

本体が凹んだり、ヒビが入ったりするのは、比較的簡単に修理が可能。
しかし、キャスター部分の修理は場合によっては不可のことが多いです。
キャスター部分の破損は修理が可能ですが、スーツケースのキャスターの連結部分が壊れると、修理自体が行えません。
ちなみに、スーツケースで破損で一番多いのが、この連結部分…
私の経験上、破損のパターンは、飛行機乗り継ぎの際、扱いが雑でぶん投げて移動されており(おいおい…)、そのため1箇所に圧がかかり、割れる…というパターンがほとんど。。
どんなに丈夫でも、20〜30キロの荷物が入ったものは1箇所に圧がかると壊れます。
見えないところでどう扱われるかは、運によるところも多いです…
鍵の頑丈さは無意味。

スーツケースによっては「鍵が丈夫!」という鍵推しの商品を見かけることも多いです。
しかし、私はこれには否定派。
良い鍵は、選ぶ必要はありません。
預入荷物は鍵をかけてはダメ

実は、飛行機に荷物を預ける際、スーツケースに鍵をかけるのはNGなのをご存知ですか?
空港の職員は、空港で預けられた荷物をランダムに選んで中身を確認する権限があります。
この場合、鍵がかかっていると開けることができないため、許可なく壊されるのでご注意を。
ちなみに、アメリカでは鍵をかけることが、法律的にNGとなっています。
よく「TASロック」という表記を見かけますが、TASとは”Transportation Security Administration(アメリカ運輸保安局)”のこと。
\この赤いダイヤがTASキーの証!/

TASが認めている鍵であれば、空港職員が開けることが可能。
なので、鍵かけはOKというわけです。
海空港職員が物を盗むことも…

実は、日本では考え難いことですが、海外では空港職員による盗難がザラにあります。
嘘でしょ?と思われるかもしれませんが、本当にあります…
そんなの何処で!?と思うかもしれれませんが
- 預け入れしてから飛行機までの間
- トランジットの荷物移し替えで
- ロストバゲッジをして保管中
とにかく、自分の体から離れて戻ってくるまでの間、どこで盗まるかはわかりません…
じゃあ、鍵を頑丈にかけないと!と考えますが、先ほど書いたように、鍵かけはNG。
TASキーをかけていても、結局は空港職員が鍵を開けることができてしまうので、意味がありません。
法律で鍵をかけることが禁止されているのに、空港職員による盗みが横行。
そのため、深刻な社会問題になっています。
安物が逆にセキュリティになる

先ほどの「布製スーツケースの方が防犯に役立つ」といったのもこのため。
ハードケース=アジア人という認識で、アジア人はお土産にブランド品などを大量に購入するイメージがあり(実際そうなんですが…)狙われることも多いそう。
日本の常識は海外では通用しません。
「鍵が頑丈だから狙うのはやめよう」ではなく、「鍵が頑丈だから良いもの入ってそう」と発想されてしまいます。
チープな物の方が、良いもの入ってなさそうと、狙われにくいことも。
ちなみにリモワなどの高級品は、スーツケースごと盗まれるなんてことも…
中身でなく、本体自体を転売するそうです。。
宿泊先で盗難にあったことがあります。
その際、鍵もチャックも閉めずに、ほったらかしていたスーツケースは狙われず。
鍵をかけていたリュックサックだけ、鍵を壊して開けられていました。
その時のことは、【ロンドンで盗難】ホステルでMacBook(パソコン)を盗まれ、警察に被害届に行くと衝撃だった…に詳しく書きました。
スーツケースに貴重品はNG

そもそも、スーツケースに貴重品を入れるという考え方がNGです。
日本だとホテル滞在中、大事なものはスーツケースを金庫がわりに…なんてこともありますが、海外だとありえない行為。
鍵がかかっている=「大切なものが入っている」というサイン。
ここを狙って下さいと言ってるようなもん。
貴重品は必ず持ち歩きましょう。
というわけで、「丈夫な鍵」はスーツケースに必要ありません。
良い鍵を選ぶ必要はありません。
飛行機に預け入れる際、鍵をかけるのはNG!
頑丈な鍵をかけていても、開かなければそのまま丸ごと盗まれます。
空港職員や、ホテルの従業員が盗むことも…
大切なのは保管期間

意外と盲点なのですが、スーツケースを選ぶ上で、とても重要なこと。
それは、保管期間!
一番大切といっても過言ではありません。
運ぶ期間より保管期間が長い

スーツケースは、使用している時間(物を運んでいる時間)より、使用しない期間(保管期間)の方が格段に長いです。
そのため、保管期間にどう活用できるのかまでをしっかり考えて購入することをオススメします。
これが意外と盲点で、後々めちゃくちゃ邪魔になってストレス…!なんてことも多いです。
インテリアとしての使用しやすさ

私が今回購入したスーツケースで一番気に入ったポイントが、この保管期間の性能の良さ!
側面がフラットに設計されていて、横にすると机として使用が可能!
片側が深め、片側はチャック式で浅めに作られているので、横置きで物入れとして使用がしやすいことも気に入ったポイントです。
他にも、フックがついていてものがかけられたり、キャスターロックがついているので物置にした時に移動しなかったりと、「保管期間の機能性」に惚れ込みました。
購入したスーツケースは、この動画の中で紹介しました。
気になる方はチェックしてね!
実際コロナ渦で、長期間スーツケースを使えなくなりましたが、新しいスーツケースは部屋に置いていてもインテリアの一部になっているので、とても便利です。
スーツケースは「使用期間」そして「保管期間」の両方を考えてましょう!
今までのは、保管中場所を取りストレスに。
しかし、新しいスーツケースは、インテリアの一部として使用可能で便利で大満足!
オススメは”MILESTO(ミレスト)”
スーツケースを探しているのにオススメするブランドが”MILESTO(ミレスト)”
価格帯も手頃で、しかもデザインが可愛い!
性能も良くて、特にキャスター部分にこだわりがあり、ダブルキャスターはもちろん、キャスターロック付きもが多く、とにかく便利。
スーツケース選びで迷われている方は、ぜひ一度チェックしてみて下さい!
池袋や、渋谷ヒカリエの中にも店舗があります!
昨日新たにMILESTOで、機内持ち込みサイズのスーツケースを購入しました。
これもとにかくお気に入り!
また、後ほどレビュー記事を更新します!
ちなみにこれで、12個目…(笑)
レンタルするのもあり

そもそも、使用期間が決まっているのであれば、購入せずにレンタルするのもアリです。
購入した方が安い場合もありますが、保管期間が邪魔でストレスになることを考えると、サクッとレンタルする方が、精神衛生上もオススメです。
DMM.comだと、サムソナイトなどの構成のスーツケースも、なんと2日間2900円〜レンタルが可能!
しかも往復の送料込み。
その上、修理保証付きなので安心です。
東京 有楽町で48年の実績がある、旅行用品セレクトショップ「トコー」でも、スーツケースレンタルを行っています。
専門店なので商品数も豊富。
▶︎東京 有楽町で48年の実績 安心・信頼の旅行用品セレクトショップ【トコー】
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以上!旅のプロが教える、スーツケースの選び方4つのアドバイス!でした!
スーツケース選びの参考になれば、幸いです。
旅に出る前に、知っておけば良いこととして
・【海外行く前に】無印良品(MUJI)の化粧水を日本で使っておくべき理由!
・【ぼったくりに注意】海外で損しない!お土産を安く買う”裏技”公開します!
・【ヨーロッパ旅行】おすすめSIMカード紹介!”Three Pay As You Go”はコスパ抜群!
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あと、海外では爪切りはNG行為なので、こちらも注意しましょう!
このブログでは1年の半分を海外で暮らす私が「海外生活×乗り物×コスメ」をテーマに更新しています。
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それではまた!
