スペイン・バルセロナ観光で欠かせない交通手段の「地下鉄」
観光地のほとんどを回ることができ便利なのですが、残念ながらスリが多いことで有名。
初めての場所で切符を買うのでさえ緊張するし、観光客モロバレな行為は避けたい。
というわけで今回は、バルセロナ地下鉄の切符の買い方を画像付きでレクチャー。
私が実際に遭遇した、観光客を狙った犯罪(詐欺未遂)の話も書いたので、
初めてのバルセロナで不安…!
という方は、ぜひトラブル回避の参考にしてください。
【この記事の内容一覧】
自動券売機はこんな感じ
地下鉄の入り口に設置してある自動券売機。
ぱっと見はでっかいポストのような印象です。
ほぼ全ての券売機がクレジットカード対応ですが、場所によってはカードのみ、現金のみと別れているものもありました。
自動券売機では言語選択も可能。
カタルーニャ語、スペイン語、英語、フランス語に変換することができます。
残念ながら日本語には対応していませんでした。
バルセロナ地下鉄はゾーン制
バルセロナの地下鉄は1〜6までのゾーン制をとっており、ほとんどの観光地がゾーン1に収まっています。
サクラダファミリアやグエル公園、モンジュイックの丘など、ほとんどがゾーン1
ゾーン2以降は主に地元住民が利用しているエリアです。
回数券は、滞在日数でお得に!
ゾーン1のチケットは片道€2.20(約264円)
期間指定の乗り放題券もあります。
2日間(48時間) | €15 |
3日間(72時間) | €22 |
4日間(96時間) | €28.50 |
5日間(120時間) | €35 |
個人的には乗り放題券より回数券10枚綴り(€10.20)がオススメです。
理由はバルセロナは街が狭く、観光名所がゾーン1に集中しているため徒歩で回ることが可能。
地下鉄で移動するより、散歩がてらぶらぶら歩いて移動する方が楽しいです。
地下鉄は治安が悪いこともあり、徒歩移動が安全なことも理由です。
私は回数券すら買わず、利用の都度1回券を購入していました。
地下鉄のチケットの買い方
それでは、自動券売機でのチケットの買い方を見ていきましょう。
デフォルト画面はこちら。
1回券は上段の右から2つ目です。
スペイン語だと「Bitllet senzill」英語表記だと「Single ticket」になります。
券売機はタッチ式。
画面が切り替わり「€2.20」と表記が出ました。
左で枚数を調節し(1枚だと、特に何もしなくてOK)左下の「Confirmar」を押します。
「Confirmar」は英語で言うコンファーム(決定)ボタンです。
その後、この画面に切り替わりましたが…あれ?
さっき決定ボタンを押したのに、また料金画面が出てきました。
この後どうしたらいいのかわからず、「サイド、決定ボタンかな?」と右下の「Anul.lar」ボタンを押してみました。
すると、どうやらこれは「キャンセルボタン」だったようで、一番最初の画面にもどってしまいました。
どうやら、この画面が出てきたら券売機の横にあるデバイスにて支払いを行うようです。
ユーロ建ての方がお得
どいうわけで再度初めからやり直しを行いました。
クレジットカード対応可能な機械です。
アメリカンエキスプレスのみならず、海外では珍しくJCBも利用可能。
カードを差し込むと「ピンコード」を打ち込むように案内がでました。
右上のナンバーボタンで打ち込みます。
円建てで支払うか、ユーロ建てで支払うかと言うボタンが出てきます。
お持ちのクレジットカードによるとは思うのですが、私の場合はユーロ建ての方が若干レートが良かったのでユーロ建てにしました。
いろんなブログを見ても、ユーロ建てのレートの方がいい人が多い印象。
ただ、カード会社によって違うみたいなので、一度自分のカードをチェックしてみて下さい
チケットはこんな感じ
ボタンを押すと、チケットが下の取り出し口から出てきました。
どこから出てくるのか分からず、30秒くらい突っ立ってました(笑)
こちらが地下鉄のチケット。でかい!
ちなみに降りる時に回収されないので手元に残すことが可能。
旅の思い出としていいですね。
バルセロナは在住者より観光客の方が多い事もあり、観光客に対して優しい街。
そのため地下鉄の自動券売機もわかりやすく簡単です。
ちなみに、改札には駅員さんがいないと所も多いため、券売機にはヘルプボタンも付いています。
しかし対応はもちろんスペイン語となりますので、利用するのはハードルが高いかも。
地下鉄で遭遇した詐欺未遂
実は、一番初めに駅で切符を購入する際に「詐欺未遂」に遭遇したのでそのお話も書き残しておきます。
券売機の前に到着するものの、買い方がわからずオタオタしていたら、「STAFF」と書いたTシャツを着たおじちゃんが近づいてきました。
「この券売機だよ」と指をさし、親切に購入方法を教えてもらいました。
さすが観光客に優しい街だな!
なんて思っていたら、カードで支払った後に「現金はないの」と聞いてくる。
優しそうな雰囲気のおじちゃんだし、STAFFだし、私が何か聞き間違えているのかな?と耳を傾けていたら、なんだか様子が変…?
すると最後にきっぱり「手伝ったからお金ちょうだい」と。
え?どういうこと!?
どうやらこのおじちゃんはただの物乞いで、「STAFF」というTシャツを勝手に着用し手伝っていたことが判明!
なんたる紛らわしさ!
「え?いやお金ないから」とその場をすぐに立ち去り難を逃れましたが、しつこい人もいたり、交渉中に仲間が来て財布をスったりなんてこともあるそう。
バルセロナでは有名な話とのことなので、皆さんもお気をつけください。
バルセロナの治安については以下にまとめています。
切符の買い方はYouTubeでもupしました。
記事と合わせてご覧ください
改札の通り方
地下鉄の改札は近未来的な感じ。
キセルができないようにカバーが付いています。
チケットを差し込むと、時間が印字されゲートがオープン。
忘れずに受け取りましょう。
駅構内の様子
駅構内に入ってきました。
駅によっては薄暗い場所もありますが、この駅は割とこざっぱりしており、明るい印象。
比較的、新しい路線なのかもしれません。
基本的に装飾はあまりされておらず、むき出しのまま。
まるで鉱山鉄道のようで、ちょっと不気味です。
バルセロナの地下鉄はスリのメッカ!
電車が到着しました。
近未来的で綺麗な車両です。
ちなみに、バルセロナの地下鉄はスリが多いことでとっても有名。
地元の人に何回も気をつけろと言われたので、残念ながら相当多いのだと思われます。
私が利用した路線は観光客が多かった事もあり、特に危険な印象は感じませんでしたが、ヨーロッパのスリたちはプロ。
治安の悪い雰囲気は出さず、自分も観光客ですよといった雰囲気で乗り込んでくるのでタチが悪い。
貴重品はこのようなセキュリティポーチに入れるのは基本中の基本。
2000円くらいで買えるので、必ず準備するようにしてください。
日本と同じ感覚だけは絶対に避け、カバンの中だけは絶対に入れないように!
地下鉄内の様子もYouTubeでアップしました。
合わせてチェックしてみてください。
【動画】【スペインVlog】スリが多いと有名なバルセロナの地下鉄に乗ってみた【治安悪い】
ちなみにグエル公園へは地下鉄利用はオススメしません!
詳しくは【グエル公園】電車で行くな!バスを使わず死にかけた体験談へ