今回はニューヨークで一番オシャレな街”SOHO(ソーホー)“の最寄駅”Prince street(プリンス ストリート駅)“の周辺を町歩きしながら色々レポートしていきます。
以前はアートの街として、若手デザイナーのショップや古着などで有名なエリアでしたが、近年は高級ブランドも進出。
5番街に次ぐファッショナブルなエリアとして観光客も多く訪れるようになりました。
現在は残念ながら閉店してしまいましたが、日本でも大人気のディーンアンドデルーカの本店があったことでも有名。
そんなカルチャーの発信地を街の歴史とともにレポートです。
【この記事の内容一覧】
おしゃれなSOHOエリア
今回訪れた「Prince street(プリンスストリート)」駅はマンハッタン・ソーホー地区にあるショッピングエリアのど真ん中。
西は高級住宅街として有名なトライベッカやグリニッチ・ビレッジ、東は若者カルチャーで有名なイーストビレッジ、南はニューヨークの台所でもあるチャイナタウンに囲まれたロウアーマンハッタンの中心地です。
徒歩5分圏内に駅がひしめき合っており、どの路線からでも徒歩でアクセスが可能。
観光客にも人気のエリアとなったのも頷けます。
ニューヨークの地下鉄は、工事だの何だのでしょっちゅう運行状況が変わり、夜は通過駅になったりも。
徒歩圏内に沢山の駅があるのは本当に助かります。
このSOHOエリアは元々は倉庫街であまり人通りのあるエリアではありませんでした。
そのため「家賃が安い」という理由で沢山のアーティスが移り住んだことにより、現在の「おしゃれな街」へと変貌を遂げたのです。
倉庫ということで、スペースが広かったり天井が高い物件が多く、アーティストには都合が良かったそう!
無名デザイナーのお店ばかりだったこのエリアも、今ではファッションの中心地。
更には高級ブランド店までも出店するようになり、第二の五番街と化しというわけです。
最近は高級ブランドやチェーン店の出店により、一気に観光地化ナイズされてしまっているのがちょっと残念。
10年くらい前はプチプラなお店が多くて下北沢みたいなエリアだったのに、すごく変わっててびっくり。
今では家賃も超がつくほど沸騰しているので、無名のデザイナーさん達はSOHOには住めなくなっており、ブルックリンのベットフォードなどが第二のSOHOと化しています。
ちなみにNYには「もともと安かったけど今劇高」エリアがポコポコ生まれるのが特徴。
先読みして物件に投資するのもいいかも。
歴史的建造物「キャストアイアン」
この地域は、歴史的建造物として指定されているキャストアイアンという建築様式の建物が多く見られるエリア。
観光地化されたことにより、有名ブランドが多く出店。
しかし外観はしっかり残して、建物内だけをリノベーションするのがNY流。
歴史ある建物の外観ですが、よく見るとハイブランドが入店していたりと建物を見て回るだけでも楽しい。
ディーン&デルーカの本店
プリンス・ストリート駅前の十字路には”Dean&DeLuca(ディーン&デルーカ)“の本店があることでも有名(2022年8月追記:現在は閉店)
店内は驚くほど広く、新鮮な野菜や果物、肉魚などの生鮮食品のみならず、お土産やちょっとしたカフェコーナーもあり、ローカルにも観光客にも楽しめるお店です。
見ているだけでも楽しく、平気で1時間くらい楽しめます。
日本でも大人気のエコバックも購入できます。
日本未発売のサイズやデザインも多数取り揃えられており、ニューヨークお土産にもオススメです。
残念ながら閉店してしまいましたが、同時の様子はYouTubeで撮影していました。興味がある方はぜひチェックしてください。
動画▶︎【DEAN AND DELUCA】ニューヨークの日常!在りし日のSOHO店、店内レポ
Prince street station/プリンスストリート駅
開業日は1917年9月4日。
利用客数は2016年データで5,314,922人
駅ランクは422駅中85位(2016年)となかなかの人気駅となっています。
1960年代後半に人口増加による車両延長に対応の為、10両編成のプラットホームに拡張工事が行われました。
それ以後、大きな修繕はありませんでしたが、2001年に床面タイルの張り替えや老朽化した階段などをようやく修復。
2004年にはジェネット・ツヴァイクにより製作された『Carrying On』というアートワークが飾られ、アートの街にふさわしい駅構えとなりました。
Uptown行きとDowntown行きの改札は、道を挟んで分かれているタイプ。
改札内には連絡通路が無い、ニューヨークの地下鉄に多い形状。
特に最初の方にできた歴史ある路線は、そういう駅構造が多いです。
乗降客数に比べ、ホームと改札はこじんまり。
休日は渋滞している様子もよく見られます。
ホームには”No Exit“(つまりはこっちくんな)の文字が
“Exit middle of plat(改札はホームの真ん中です)”の表記もあり、向こう側に改札があるのではないかと間違える人が多いようですね。
観光客の多い駅あるあるですね。
真ん中には急行用のトラックが2本ある島式ホーム。
乗降客数は多いですが、R・W系統の各停駅です。
アートワークの様子
アートワークは2004年製、Janet Zweig(ジェネット:ツバイク)さんがデザイン。
南北ホームの壁面全体にも渡る物で、194もの異なったフレームに分けられており、その全てが違うイメージを元に作られています。
ニューヨークらしさかキラリと光るユニークなデザイン。
柱を巧みに使ったアートもあります。
作品は似ているようで、一つ一つ微妙に違うのがポイント。
よく見るとクスっとくる、ウケ狙いのものもあったり。
ぜひ皆さんの目で確認してみてください。
ちなみに個人的に一番好きなのは、こちら。
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めっちゃ落ち込んでる!
何故こんなにがっくりしてるんだろう(笑)
そんなこと思いながら見て回るのも楽しいですよ!
駅周辺(地上)の様子
先ほどもご紹介した通り、駅の1km圏内には沢山の駅がひしめき合っており、ワンブロック圏内だけで3つも駅があります。
ただこれらの駅が乗換駅として繋がっていないのがニューヨーククオリティ。
地上の通気口からは列車が通るたびに列車風が。
マリリンモンローの時代から、この場所に存在しているのかと思うと感慨深い。
最後に|YouTubeはこちら
以上、Prince street(プリンスストリート駅)周辺の町歩きレポートでした!
駅構内のアートワークは、紹介しきれないくらいあるので、ぜひ現地でチェックしてみてくださいね。
今回の記事の内容はYouTubeでもアップしました。
合わせてご覧いただくと、よりお楽しみいただけると思います。
【動画】▶︎NYで一番おしゃれなエリアSOHOを歩く|Prince street(プリンスストリート駅)
動画は早朝に撮影したので朝感がすごいですが(笑)本来は人でもっと溢れかえっているので悪しからず!