今日はブロードウェイ女優の高良結香さんとミュージカル”スクールオブロック(SCHOOL OF ROCK)“の観劇に行ってきました。
劇場の空気感や、ミュージカルの感想、現役ブロードウェイ女優から聞いたニューヨークブロードウェイのトリビアなどを、内容がネタバレしない程度に書いていきたいと思います。
まず、高良結香さんを知らない方のために、少しご紹介から!
【この記事の内容一覧】
ブロードウェイ女優・高良結香さんとは
高良結香さん(写真左)は沖縄出身の女優・歌手。
幼少期からバレエ習い、高校卒業後渡米し、バージニア大学でダンスを専攻。
2001年にブロードウェイミュージカル”マンマ・ミーア(Mamma Mia)“のブロードウェイ版オリジナルキャストとして出演するなど、ミュージカル女優として活動されています。
再演された”コーラスライン“にて、コニー・ウォン役のオリジナルキャストとして抜擢され、オーディションの様子をドキュメンタリーにした映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢(2008年)」が日本でも話題に。
ブロードウェイでの役を取り合う熾烈なオーディションや努力の裏側、そして日本人がアメリカで奮闘している姿に一躍感動を呼びました。
ちなみに、私が結香さんを知ったきっかけは、ブロードウェイミュージカル「”RENT“(レント)」
ニューヨークで苦悩しながら暮らす、若きアーティスト達の物語です。(これもU-NEXTにあります)
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何を隠そう、私は”RENT”の熱狂的なファン”レントヘッド“!
ニューヨークに来て、一番最初に行った場所ドラマ・ブック・ストア。
目的は”RENT”のスクリプト(台本)を買うため。
この“RENT”に日本人キャストが出演しているという噂を聞きつけ、調べたところそれが結香さんだったというわけです。
私のメンター(師匠)!
当時芸能活動を行っていた私は、自らコンタクトを取りました。
すると、結香さんが日本で主催する「Broadway Night」というショーがあり、縁あって過去3回出演させていただきました
それから結香さんはずっと私のメンター。
行動に移すことの大切さを、たくさん学ばせていただきました。
現在ニューヨーク在住の結香さん。
なんと「ミュージカルのチケットがあるから見に行かない?」とお誘いをいただき、連れて行っていただけることに。
ありがたき幸せ…!
というわけで、スクールオブロックの話に移りましょう!
ミュージカル「スクール・オブ・ロック」
まずは”スクールオブロック“のあらすじから!(ネタバレはないのでご安心ください)
“スクール・オブ・ロック”は2003年の同名映画を原作にした、アンドルー・ロイド・ウェバーの作品。
失業中のロック歌手でギタリストのデューイ・フィンが、名門のプレパラトリー・スクールにて5年生の臨時教師になりすまし、生徒たちの音楽の才能に気付きバンドを結成し、コンテスト優勝を目指すという抱腹絶倒コメディです。
ウィンターガーデン劇場(Winter Garden Theater)
“スクールオブロック”が公演されている「ウインターガーデン劇場(Winter Garden Theater)」にやってきました。
1911年にオープンした歴史ある劇場で、収容人数は1498人とブロードウェイで最も大規模な劇場の一つ。
元々は馬の売買所として使用されていた建物をリノベーションした歴史ある建物で、シアター内をキョロキョロするのも楽しい。
「ウエストサイドストーリー」や「マンマ・ミーア」など、数々の有名作品の劇場として使用されてきた歴史があり、まさに「トップ・オブ・ブロードウェイ」
中でも「キャッツ(CATS)」が18年間ロングラン公演をしたことでも有名です。
ちなみに「マンマー・ミーア」には結香さんも出演しており、劇場のトリビアなんかを教えてもらいながら、開演を待ちます。
子役たちの熱演がすごい!
ネタバレを避けるため内容には触れませんが、観劇の感想を少し。
まず最初にびっくりしたのが、出演者の半数以上が小学生の子供達ということ!
そして、その子供たちの名演技に感動…!
今まで沢山のブロードウェイミュージカルを観てきましたが、この作品が子供と見るのに一番オススメかも。
自分と同年代の役者たちが、ステージで演じている姿はきっと子供たちに色々な刺激になるはず。
英語が全く分からなくても、ストーリがわかりやすいので全然楽しめます。
すごい!アメリカの子役達
子役達はいつ学校に行っているのかという疑問が湧いたのですが、スポーツや芸能人の子供たちは専門分野に集中できるように「ホームスクール」という制度をとっているそう。
ホームスクールとは学校には通わず、家などで勉強をする制度のことで、日本ではまだこの制度は認められていないですが、アメリカでは珍しくない制度です。
ただびっくりしたのが、勉強する時間。
なんとステージとステージの空き時間に楽屋に先生がやってきて勉強を教えるそう!
舞台と舞台の間に勉強とは、子役達はタフです…
私なら1本ステージ終わった後は、絶対へたり込んで寝るな…(笑)
マチネ(昼公演)が空いてる
今回はマチネ(昼公演)に観劇。
一般的にソワレ(夜公演)より空いていることが多いと言われていますが、埋まっているのは前の方のみで、後ろはスカスカしてました。2階席に関してはほぼ空席状態。
平日の昼ということで、制服を着た学生の団体客が沢山観劇にきていました。多分小学校か中学校の遠足かな?
ただ、昼公演が行われているということは人気作品の証でもあるので、夜公演は必然的に混んでることがほとんど。
時間に余裕があるなら昼公演が狙い目でオススメ!
ブロードウェイのチケットはタイムズスクエアにある「チケッツ」という窓口で当日券を変えますが、人気作品は売り切れることが多いので、事前予約は必須。
オススメはKlookという予約サイト。
日本語で予約できるので便利です。
ブロードウェイ女優との贅沢な時間!
というわけで、ブロードウェイ女優とブロードウェイを観劇するという、とても贅沢な環境での”スクール・オブ・ロック“の観劇でした。
ちなみに今回、こうやって結香さんにお誘いいただいたのも、自分から「今、ニューヨークにいます!」と連絡をしたから。
連絡を取らなければ、こうやって素敵な時間を過ごすこともありませんでした。
でも、ニューヨークってそういう街なんです。
待ってても手に入らない。行動した者だけが、手に入れることができる街!
ちょっとオーバーだけど、でも本当にそう。結香さんと二人でミュージカル鑑賞なんて、私にとっては、夢がひとつ叶ったようなものだから!
と、プチ「アメリカン・ドリーム」を体感した私でした。
「スクール・オブ・ロック」「マンマ・ミア」「ウエストサイドストーリー」、そして「RENT」は全てU-NEXTで観れます!
ぜひ映画版とミュージーカル版の違いをお楽しみください。