ブロードウェイミュージカル「RENT」のオリジナル演出版の来日公演「RENT JAPAN TOUR 2018」に行ってきました!
半年も前にチケットを取り、待ちに待った舞台!
ちなみに私は”超”がつくほどのRENTファン”レントヘッド”
今回はそんな私が、ただただRENTについて綴る記事です!(笑)
【この記事の内容一覧】
私とRENTの関係
私とRENTの関係は、語りつくせないほど。
めちゃくちゃ長くなってしまうのですが、ちょっとだけ聞いてください!(笑)
2006年当時、私はNYに住んでいました。
日本に帰国する時に、NYの前に住んでいたカナダのトロントに立ち寄り、そこで元ルームメイトに「ニューヨークにいたんだったら、この映画見なよー」とオススメされたのが映画版の”RENT“
ちょうど2005年11月にアメリカ、2016年の4月に日本で劇場公開されたところで、それまでRENTに関しては全くの無知。
最初はあまりピンと来ず、実は途中で見るのを辞めました。
けどなぜか、その1週間後。
「うーん、なんでだろう?やっぱりちゃんと見たい」と再レンタル。
そして見終わった後の感想は…
それが私とRENTの出会い。
そこからなぜか中毒症状のように、定期的に見ないと落ち着かなくなりました。
なので、1回見てあんまりだったという人は、ぜひもう一度だけ見て欲しい!
私のような人が出てくるかもしれないので(笑)
RENTのあらすじ
この投稿をInstagramで見る
RENTを知らない人の為に、あらすじを少しだけ。
RENTは、プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」を元にしたミュージカル。
舞台を1830年代のパリから1989年のニューヨーク・イーストビレッジに置き換え、当時の社会問題となっていた人種・セクシュアルマイノリティ・麻薬・エイズなどを絡めた若者の生活や若きアーティスト達の葛藤や苦悩や差別を描いた作品。
ちなみに題名のRENTは「家賃」の意味ですが、キリスト教の教えである「体は神からの借り物(RENT)である」にもかけられていて、ちょっと深い。
1996年にオフ・ブロードウェイで初演され、その後ブロードウェイ昇格。
12年4ヶ月というロングラン公演を行い、2008年9月7日に千秋楽を迎えましたが、その後もたびたびワールドツアー等で公演が行われており、日本には2〜3年に1回のペースで来日公演&日本語版の公演が行われています。
結果は落選しましたが、オーディション会場で歌わせてもらえただけで幸せでした(泣)
NYイーストビレッジが舞台
この投稿をInstagramで見る
舞台はNYのイーストビレッジ。
劇中に登場する場所は実在する場所が多く、聖地巡りをするファンも。
特に「ライフ・カフェ」はイーストビレッジのアベニューAに実在するカフェで、店内にはRENTにゆかりのあるものが飾られたりしていて、ファンが集うことで有名。
しかし、残念ながらカフェは2012年に閉館。
現存していた時に、一度行ったことがあるのですが…残念!
ちなみに、ライフカフェの周辺はこんな感じです。
街の様子は【日本人街化するイーストビレッジ】8丁目ニューヨーク大学駅周辺の様子で書いてます!
なぜこんなに人気が出たの?
RENTの人気が出た理由の一つが、当時としてはセンセーショナルな楽曲たちでした。
今ではそんなに珍しいことではありませんが、当時はヒップホップやR&B、ロックといった若者音楽をミュージカルに取り入れることは、まだ抵抗があった時代。
なのでその新鮮さが大受けし、大ヒットに!
若者にとってミュージカルはとっつきにくいイメージでしたが、この作品を機に変わっていったと言われています。
伝説的&ロングランの理由
そしてこのミュージカルが伝説的と呼ばれるようになったのは、原作・作詞・作曲・脚本を手がけたジョナサン・ラーソンがプレビュー公演を初日の1996年1月25日に35歳の若さで急死したことも挙げられます。
そう、初日に亡くなってしまったのです。
ちなみにロングラン公演になったのは、人気だったことはもちろんですが、ワークショップからスタートした作品ということもあり、舞台装置がとても質素で採算が取りやすかったというビジネス的な理由もあるそうです。
東急シアターオーブ来日公演!
半年前から楽しみにしていた公演!
こちらが当日のキャスト表。
ブロードウェイデビューの役者さんも多い、フレッシュな公演です!
ちなみに、レントヘッド(RENTのファン達)はとても熱狂的で、セリフ一字一句全部覚えているなんていう人達ばっかり(私もそう)
そのため、RENTに愛のない役者さんはファンにすぐバレます。
観劇の感想
この投稿をInstagramで見る
お客さんの目も厳しかったと思いますが、とても素晴らしい舞台を見せていただきました!
ただ、日本での来日公演はニューヨークのブロードウェイの劇場に比べ、大きいホールで上演するので、なんというか…こざっぱり綺麗に収まってしまうのはちょっと残念。
ニューヨークの劇場だとサイズも小さいこともあり、熱気が生で伝わってくるから、どうしても比べてしまいます。
でもこれは役者さんのせいではなく、箱のせいなのでなんとも評価できませんが…
後やっぱり、最近は映画版ばかり見続けていたこともあり、どうしてもオリジナルキャストのイメージが植え付けられてしまうので、「似てる!」「似てない!」とか余計なことを思い始めてしまいました(笑)
写真撮ってもらった!
この投稿をInstagramで見る
終演後に今回の主演、マーク役のLogan Marksとお写真を撮っていただきました!
ちなみにヘッドショット(役者のプロフィール写真)は全然違ってびっくり!
髪も眉毛も真っ黒で、この姿からは想像がつきません。
オリジナル版のマークに頑張って外見を寄せたことは大評価です!
ウルトラ可愛かったツアーグッズ
ちなみに今回のツアーグッズが超可愛いかった!
全部買ってしまう勢いだったのですが、最終的にはこちらのタオルだけで落ち着きました。
そして買ったはいいが、勿体無くて全然使えません(笑)
RENTで人生が変わりました
最後に、私の話を少しだけ…!
私は昔役者をしていたのですが、その当時は「いつかRENTのような作品に出たい、いや、RENTに出たい!」と、それが役者を続ける意味になっていました。
そんな折、ブロードウェイ版 RENTのキャストである高良結香さんが沖縄で行なった「Broadway Night in Okinawa」というイベントで、RENTのキャストと一緒に代表曲である「Seasons of love」を歌わせていただく機会をいただきました。
その経験のおかげで、RENTの日本版のオーディションを受ける機会にも恵まれました!
オーディションに呼ばれただけで、勝手に受かったと思いましたがそんな筈はなく(笑)見事に落とされましたが、オーディションの空間でRENTの曲を歌えたことだけでも素晴らしい経験で、本当に嬉しかったことを記憶しています。
文字にするとちっぽけに聞こえるかもしれませんが、RENTは私の人生を変えた、そんな作品です。
またRENTを観ていない人は、1度でいいのでぜひ観てみてください!
きっとあなたの人生の後押しになるはずです。
ブロードウェイ女優・高良結香さんのプロフィールについては、こちらの記事に少し書いています。
ぜひ合わせて読んでみてください。