寒いのが本当に苦手な私。
冬場は必ず調子が悪くなり、全てのやる気がシャットアウト。
春までズーンと暗くなってしまうので、思わず病気を疑い調べたら、実際に「冬季うつ」という病気があることを知りびっくり。
そして「冬季うつ」の割合が多いのが、なんとスコットランドを含むイギリス。
対策として本来なら、日光に浴びることで生成されるビタミンDのサプリを取ることが、推奨されているほどなんだとか。
と、前置きが長くなりましたが、今回はそんな寒いのが本気で嫌いな私が、真夏のスコットランドで体感した気温について。
訪れる際に持っていくと良いものも書いたので、参考になれば幸いです。
【この記事の内容一覧】
スコットランドはモスクワと同経度
スコットランドはイギリスにある連合王国の一つで、北西ヨーロッパに位置します。
国として独立しておらず、イギリスを形成する一部。
しかし、1707年までは独立国だったということもあり「スコットランド国」に対しとっても誇りを持っていて、特にイングランドと一緒にされるのを嫌います。
EUに対して好意的で、EU残留派が多いのもイギリスから独立したいことが理由の一つとも言われています。
そのためか、EUの学生はスコットランド人と大学の学費が同じ金額に優遇されており、スコットランド以外のイギリス人は割高となっています。
イギリスの北部に位置するため、1年を通して寒いのが特徴。
緯度はなんと、ロシアのモスクワと同じ56度!
ちなみに、日本で一番北に位置する北海道の経度は43度。
スコットランドがいかに寒いのか容易に想像つくのではないでしょうか。
ちなみにロンドンは51度でした…!
旅前に調べるのは治安よりも寒さというほど、寒いのが嫌いな私。
私が調べ上げた情報を一言にまとめると「夏は涼しくて過ごしやすい」「緯度の割には海流の影響で気温がマイルド」とのことですが、モスクワと一緒の緯度で信じて良いのか…
ただ、私の滞在は真夏の8月。
寒いのは冬のことだろうとは思いつつ、一応厚手のパーカーを1つ持っていくことにしました。
スコットランドに到着
スコットランドのグラスゴー空港に到着。
私の第一声。
さ、さ、さ… 寒い!!!
気温はなんと13度!
しかも夜だったので体感はさらに下ります。
なんども言いますが、今は真夏の8月です。
日本と気温差-20度
同じ日の日本の気温は34度なので、気温差はマイナス20度。
半袖なんて着れたたものではなく、初日から厚手のパーカーを着用する羽目に。
既に気温に慣れている現地人で長袖だから、-20度の世界に来た私からしたら極寒。
昼間はなんとか乗り切れますが、夜は外に出るのも嫌になるほどでした…
私は体が慣れてないだけで、スコティッシュからすると暑いのかな?と思ったけれど、街の人もばっちり長袖やパーカーでした(ホッ)
エジンバラはさらに寒い
電車で東に50分ほどの場所にある、エジンバラに移動して驚愕。
グラスゴーより何倍も寒い…!!!!!
防寒具がない私は、昼間でさえ外に出るのが嫌になる程!
というのもエジンバラは、特異な地形によって常に風が強いので、グラスゴーと同じ気温であっても、体感温度がさらに下がるのです。
そのうえ、晴れることが少なくどんよりと曇ってることがほとんど。
さらに、小雨もめっちゃ多い!
先ほどの天気予報をよく見てみると、1週間ずっと雨予報。
実はこのお天気模様もスコットランドあるある。
1日中振り続けることはあまりないそうですが、一日中晴れてることもないらしい。
気温だけでみると17度の日もあり寒くなさそうですが、風強い+雨で体感はかなり下がります。
ちなみに私が持ってきていた中で一番あたたかいのがこのパーカー。
まさか着る羽目になるとは思っていなかったけれど、この他の服は全く役に立たず、滞在中ずっとこれで過ごしました。
カッコつけてますが、ぶるぶる震えています(笑)
ちなみに、夜の気温はなんと5度!
初日の夜に一歩外に出た瞬間、パーカーでは太刀打ちできず、寒すぎてブルブル。
せっかくエジンバラにいるんだから、外に出ないともったいない!という感情の反面、寒いから外には出たくない。そんな気持ちの繰り返しで、どんどん自己嫌悪に。
冬季うつの時に感じる気持ちと似たような状態になってしまったので、これはダメだと感じて、思い切って外に出るのはやめました。
ダウンジャケットを買うか迷ったのですが、滞在日数が多くないこと、そしてその後ロンドンで長期過ごすため荷物を増やしたくないことなどを理由に購入しませんでした。
ただ、室内はセントラルヒーティングのおかげで、とても暖かかったので無問題。
滞在先のホステルも素敵で楽しめたので、思い切って外に出ずによかったです。
私の泊まったホステルはおすすめのエジンバラの格安ホステル!キャッスルロックホステル(Castle Rock Hostel)滞在レポに書いています。
3名の証人
ここまで散々スコットランドが寒いと言いまくってますが、もしかしたら今年だけが特別寒いだけかもしれない!と疑念を抱いた私。
これがスコットランドのデフォルトの夏の気温なのか!?
聞き込み調査してみました。
一人目:お土産屋の兄ちゃん
今年の夏だけ異常に寒いとかではないですよね?
ぶっちゃけ、今年の夏は暑い方だよ!去年はTシャツ着れなかったな〜
✴︎画像はイメージです
私がこんなに凍えているのに、正気でしょうか…
二人目:立ち寄ったカフェのおばちゃん
私にとっては極寒なんですけど… 毎年こんな感じですか?
そうね、こんな感じね。でも汗かかないから私は好きよ〜
✴︎画像はイメージです
私は汗をかきたいです…
日本に住むスコティッシュの友人
ねぇ、寒すぎるんだけど。
ロンドンより上なんだから、寒いに決まってんじゃん、はっはっはー。
確かにそうですが、回答になっていません(泣)
夏でもこんなに寒いのに、冬ならどうなっちゃうんだろうと、先ほどの3名に合わせて聞いてみると、全員から「ぶっちゃけ冬は悲惨」という回答をいただきました(笑)
そんなに寒いのが嫌いなら、冬は来ない方がいいよ、スコットランドが嫌いになるよって言われました(笑)
ちなみにロンドンの夏は?
ちなみに同じ日のイギリスの天気予報では、ロンドンもスコットランドも、1度しか気温が変わりません。
「うわー、ロンドンもこんな寒いのか〜!」と覚悟して向かったのですが、意外と寒くなくて拍子抜け。
ぶっちゃけTシャツで過ごせる日もあったほど。
やはり、地形や内陸かなどによっても変わってくる様子で、ロンドンは都会なのも理由かもしれません。
持っていくとオススメなもの
私が持ってこれば良かったと思うのが、ウインドブレーカー。
雨と風をしのげれば、体感はかなり暖かいので、パーカーの上から羽織れるものがオススメ。メンズサイズでもいいかもしれません。
こんな感じのやつ。4000円くらいで買えます。
というのも、スコットランドの雨は霧雨っぽいことが多く、ミストの中にいるような感じで傘をさしても意味がないです。その上、一日の中で降ったり止んだり。
そのため、ずっと着ていられるタイプのものが良いと思います。
ダウンだと邪魔になってしまうので、コンパクトになるのも◎
現地のお土産やさんにも防寒具はありますがどれも結構高いので、日本から持ち込むのが吉。
寒いのが苦手な方は、しっかりと下準備をされてから旅を楽しまれてくださいね!
旅行準備については【スコットランド旅行】エディンバラ観光まとめ!治安や持ち物、必要な日数は?も合わせてご覧ください。
結論から言うと驚くほど寒くて泣きました(泣)